
野菜や果物の皮むきに便利なピーラー。普段何気なく使っている調理器具ですが、実は「縦型」と「横型」の2つの形があることをご存じでしょうか。
横型はにんじんや大根などの皮むきに使いやすく、縦型はりんごやじゃがいもなど、丸い食材の皮むきに向いています。
また、貝印やニトリ、100均など、さまざまなメーカーから販売されており、価格や機能にも違いがあります。
「縦型と横型はどちらが使いやすい?」
「100均のピーラーでも十分?」
「千切りにも使えるピーラーが欲しい」
このように迷っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ピーラーの縦型と横型の違いをはじめ、食材別の使い分け、人気メーカーの特徴、失敗しない選び方までわかりやすく解説します。
ピーラーとは?縦型と横型の基本的な違い
ピーラーとは、野菜や果物の皮を薄くむくための調理器具です。
包丁よりも手軽に皮をむきやすく、料理の下ごしらえに役立ちます。
一般的なピーラーには、刃が持ち手に対して横向きになった「横型」と、縦方向に配置された「縦型」があります。

横型(T型・Y型)ピーラーの特徴
横型ピーラーは、持ち手の先端に刃が横向きに取り付けられたタイプです。
アルファベットの「T」や「Y」に似た形をしていることから、T型ピーラーやY型ピーラーとも呼ばれます。
にんじんや大根、きゅうりなど、比較的まっすぐな食材の皮をむくのに適しています。
横型ピーラーのメリット
- 広い面の皮を効率よくむきやすい
- 初心者でも扱いやすい
- 一般的な家庭料理に幅広く使える
- 商品の種類が豊富
一方で、凹凸の多い食材や小さな食材では、刃を当てる角度を調整しにくい場合があります。
普段の料理で使うピーラーを1本選ぶなら、まず横型を検討するとよいでしょう。
縦型(I型)ピーラーの特徴
縦型ピーラーは、持ち手と刃がほぼ一直線になったタイプです。
アルファベットの「I」に似ているため、I型ピーラーとも呼ばれます。
ペティナイフのような感覚で扱えるのが特徴です。
りんごやじゃがいもなど、丸みのある食材の皮むきに向いています。
縦型ピーラーのメリット
- 丸い食材の形に合わせて動かしやすい
- 細かな部分の皮むきに使いやすい
- ごぼうのささがきにも活用できる
- 包丁に近い持ち方で操作できる
ただし、縦型は横型と動かし方が異なるため、慣れるまで使いにくく感じることがあります。
縦型と横型のメリット・デメリット比較
| 比較項目 | 横型ピーラー | 縦型ピーラー |
|---|---|---|
| 形状 | T型・Y型 | I型 |
| 得意な食材 | にんじん・大根 | りんご・じゃがいも |
| 広い面の皮むき | 得意 | やや不向き |
| 丸い食材 | 使用可能 | 得意 |
| 細かな作業 | やや苦手 | 比較的得意 |
| 初心者の扱いやすさ | 慣れやすい | 少し練習が必要 |
| おすすめの用途 | 毎日の野菜の皮むき | 果物や丸い野菜の皮むき |
どちらが優れているというよりも、使う食材や手の動かし方によって向き不向きが変わります。
ピーラーとピューラーに違いはある?
「ピーラー」と「ピューラー」は、名前が似ているため混同されることがあります。
一般的な野菜の皮むき器の名称として正しいのは「ピーラー」です。
英語の「peeler」に由来し、「皮をむく道具」という意味があります。
一方、「ピューラー」は一般的な調理器具の正式名称ではありません。
検索するときは「ピーラー」と入力した方が、目的の商品や使い方の情報を探しやすいでしょう。
ピーラーの縦型と横型はどちらが使いやすい?
縦型と横型のどちらが使いやすいかは、普段よく調理する食材によって変わります。
横型ピーラーが向いている人
横型ピーラーは、日常的に野菜の皮むきをする人におすすめです。
特に、次のような人に向いています。
- にんじんや大根をよく使う
- 手早く皮むきを済ませたい
- ピーラーを初めて購入する
- さまざまな野菜に使いたい
横型は刃を食材の表面に当てて動かしやすいため、日常の調理で使いやすいタイプです。
縦型ピーラーが向いている人
縦型ピーラーは、丸い食材や細かな部分の皮むきをする人におすすめです。
例えば、次のような人に向いています。
- りんごや梨の皮をよくむく
- じゃがいもの皮むきをする機会が多い
- ごぼうのささがきを作りたい
- 包丁に近い感覚で使いたい
横型では刃を当てにくい部分も、縦型なら角度を調整しやすい場合があります。
初めて購入するならどちらがおすすめ?
初めてピーラーを購入する場合は、横型がおすすめです。
一般的な野菜の皮むきに幅広く対応でき、商品も豊富に販売されています。
すでに横型を持っていて、りんごやじゃがいもの皮むきに不便を感じているなら、縦型を追加するのもよいでしょう。
用途によって使い分けることで、調理がよりスムーズになります。
左利きでも使いやすいピーラーの選び方
左利きの人は、購入前に刃の向きや対応する利き手を確認しましょう。
ピーラーには左右兼用タイプのほか、右利き用・左利き用の商品があります。
特に縦型ピーラーは、刃の構造によって使いやすい方向が異なる場合があります。
左利きの人は「左右兼用」「左利き対応」などの表示を確認すると安心です。
食材別に見るピーラーの選び方
ピーラーを選ぶときは、普段よく使う食材を基準にすると失敗しにくくなります。

じゃがいも・にんじんの皮むき
にんじんのように細長い野菜には、横型ピーラーが向いています。
表面に刃を当てて動かすことで、皮を効率よくむけます。
一方、じゃがいもは丸みや凹凸があるため、縦型ピーラーも便利です。
ただし、横型でも十分に皮むきはできます。
じゃがいもの芽を取り除く際は、芽取り機能が付いた商品を選ぶと便利です。
なお、じゃがいもの芽や緑色になった部分には天然毒素が含まれることがあるため、十分に取り除く必要があります。
大根・きゅうりなど細長い野菜
大根やきゅうりなどの皮むきには、横型ピーラーが使いやすいでしょう。
刃を一定方向に動かしやすく、広い範囲を効率よくむけます。
また、きゅうりを薄く削ってリボン状にするなど、料理の見た目を工夫する際にも活用できます。
りんご・梨など丸い果物
りんごや梨など、丸い果物には縦型ピーラーが向いています。
果物を少しずつ回しながら、形に合わせて皮をむきやすいのが特徴です。
もちろん、横型ピーラーでも皮むきは可能です。
普段から包丁で果物の皮をむいている人なら、縦型の方が扱いやすく感じることもあるでしょう。
ごぼうのささがき
ごぼうのささがきを作るときは、縦型ピーラーが便利です。
ごぼうを安定した場所に置き、刃を表面に沿わせて薄く削ることで、ささがき状にできます。
横型ピーラーでも作れますが、細かな動きを調整したい場合は縦型が選択肢になります。
刃を動かす方向に手を置かないよう注意しましょう。
キャベツの千切り
キャベツの千切りを大量に作る場合は、専用のワイドピーラーがおすすめです。
一般的な皮むきピーラーより刃幅が広く、キャベツの断面を削りやすい設計になっています。
ただし、キャベツの大きさや切り方によって使いやすさが変わります。
千切りを頻繁に作るなら、専用タイプを検討するとよいでしょう。
ピーラーの種類と用途別の使い分け
ピーラーには、一般的な皮むき用以外にもさまざまな種類があります。
用途に合わせて選ぶことが大切です。

一般的な皮むきピーラー
最も一般的なのが、野菜や果物の皮をむくためのピーラーです。
横型と縦型があり、家庭料理の下ごしらえに幅広く使用できます。
特別な用途がなければ、まずはこのタイプを選ぶとよいでしょう。
千切りピーラー
千切りピーラーは、にんじんや大根などを細い線状に削るための調理器具です。
通常のピーラーとは異なり、刃に細かな切れ込みが設けられています。
きんぴらやサラダなどを作るときに便利です。
ただし、商品によって千切りの太さが異なるため、購入前に仕上がりを確認しましょう。
キャベツ用ワイドピーラー
キャベツ用ワイドピーラーは、刃幅が広く設計されているのが特徴です。
キャベツの断面を薄く削ることで、細かな千切りを作りやすくなっています。
とんかつの付け合わせやサラダなど、キャベツの千切りをよく作る家庭に向いています。
皮むきと千切りの兼用タイプ
1本で皮むきと千切りの両方に対応する多機能ピーラーもあります。
刃を切り替えるタイプや、複数の刃を備えたタイプなど、構造は商品によって異なります。
調理器具を増やしたくない人には便利ですが、通常のピーラーより構造が複雑な商品もあります。
洗いやすさや収納のしやすさも確認しておきましょう。
貝印・ニトリ・100均のピーラーを比較
ピーラーは、100均から調理器具メーカーまで幅広く販売されています。
価格だけでなく、刃の構造や握りやすさ、お手入れのしやすさにも注目して選びましょう。

貝印のピーラーの特徴
貝印は、包丁やカミソリなどの刃物を中心に展開しているメーカーです。
ピーラーもさまざまな種類があり、なかでも「SELECT100」シリーズが代表的です。
貝印 SELECT100 T型ピーラー
横型のステンレス製ピーラーです。
斜めに配置された刃や、手にフィットしやすいウェーブ型ハンドルを採用しています。
じゃがいもの芽取り機能も付いており、食洗機にも対応しています。
毎日の野菜の皮むきに使いやすい商品を探している人に向いています。
貝印 SELECT100 I型ピーラー
こちらは縦型タイプです。
りんごやじゃがいもなど、丸い食材の皮むきに適した設計になっています。
T型と同様にステンレス製で、芽取り機能があり、食洗機にも対応しています。
横型と縦型の違いを比較したい人にとって、同じシリーズの2商品は選びやすい候補です。
ニトリのピーラーの特徴
ニトリでも、家庭で使いやすいピーラーが販売されています。
シンプルな皮むき用のほか、多機能タイプなども選択肢になります。
ニトリのピーラーを検討する際は、次の点を確認しましょう。
- 刃の素材
- 持ち手の形状
- 芽取り機能の有無
- 千切りなどへの対応
- 食洗機対応の有無
普段使いを重視するなら、握りやすく洗いやすい商品が便利です。
多機能タイプを選ぶ場合は、必要な機能が備わっているか確認しましょう。
ダイソー・セリアなど100均のピーラー
100均でも、さまざまなピーラーが販売されています。
ダイソーでは、一般的な皮むき用のほか、縦型や千切り用なども取り扱っています。
100均の魅力は、比較的少ない予算で購入できることです。
ピーラーを初めて使う人や、たまにしか料理をしない人にとっては十分な選択肢になります。
ただし、価格が安いからといって必ずしも切れ味が悪いわけではなく、逆に高価な商品なら誰にでも使いやすいというわけでもありません。
刃の切れ味や持ちやすさは商品によって異なります。
セリアについても、販売商品や在庫は店舗によって異なるため、購入時に確認するとよいでしょう。
価格・機能・お手入れのしやすさを比較
| 比較項目 | 貝印 | ニトリ | 100均 |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 商品によって異なる | 比較的手頃な商品もある | 110円商品など |
| 縦型・横型 | 両方の製品がある | 商品による | 両方の製品がある |
| 千切り用 | あり | 商品による | あり |
| 刃の素材 | 製品による | 製品による | 製品による |
| 食洗機対応 | 対応製品あり | 要確認 | 要確認 |
| 選び方のポイント | 形状・刃の設計 | 価格と機能 | 手軽さと用途 |
※価格や商品ラインアップは変更される場合があります。
毎日使うピーラーなら、価格だけでなく握りやすさや洗いやすさも重視したいところです。
一方、使用頻度が少ない場合は、100均の商品から試してみるのもよいでしょう。
失敗しないピーラーの選び方
ピーラーを購入するときは、形状以外にも確認したいポイントがあります。
切れ味と刃の素材を確認する
ピーラーの使いやすさを左右する重要なポイントが刃の切れ味です。
刃の素材には、ステンレス刃物鋼やセラミックなどがあります。
ステンレス製は商品数が多く、一般的な家庭料理に使いやすい素材です。
セラミック製はさびにくい一方、強い衝撃で欠ける可能性があります。
素材だけで切れ味が決まるわけではないため、刃の構造や製品の特徴も確認しましょう。
持ち手の握りやすさで選ぶ
ピーラーは手で持って使うため、持ち手の形状も重要です。
握りやすい形状であれば、皮むき中の操作が安定しやすくなります。
手が小さい人は、持ち手が太すぎないか確認するとよいでしょう。
また、ぬれた手で使用することもあるため、滑りにくさにも注目したいところです。
芽取り機能の有無を確認する
じゃがいもをよく調理するなら、芽取り機能付きのピーラーが便利です。
ピーラーの側面などに突起やくぼみがあり、芽の部分を取り除ける構造になっています。
ただし、芽取り機能がない商品もあるため、購入前に確認しましょう。
食洗機対応や洗いやすさで選ぶ
ピーラーは刃の周辺に野菜の皮や汚れが残りやすい調理器具です。
そのため、洗いやすい構造かどうかも重要になります。
オールステンレス製や、刃の周辺に汚れがたまりにくい商品は、お手入れの面で便利です。
食洗機を使いたい場合は、必ずメーカーの対応表示を確認しましょう。
使用頻度と予算に合わせて選ぶ
ピーラーは、必ずしも高価な商品を購入する必要はありません。
たまにしか使わない場合は、100均や手頃な価格の商品でも十分なことがあります。
一方、毎日のように使うなら、持ちやすさや切れ味、お手入れのしやすさを重視するとよいでしょう。
価格と使いやすさのバランスを考えて選ぶことが大切です。
ピーラーの正しい使い方と注意点
ピーラーは手軽な調理器具ですが、刃物であることに変わりはありません。
安全に使うためにも、基本的な使い方を確認しておきましょう。

横型ピーラーの使い方
横型ピーラーは、刃を食材の表面に軽く当てて動かします。
基本的な手順は次のとおりです。
- 食材を安定した状態で持つ
- ピーラーの刃を表面に軽く当てる
- 一定方向にゆっくり動かす
- 食材を少しずつ回しながら皮をむく
無理に力を入れる必要はありません。
食材が滑りやすい場合は、まな板などを利用して安定させましょう。
縦型ピーラーの使い方
縦型ピーラーは、ペティナイフに近い持ち方で使用します。
食材の形に合わせて刃の角度を調整しながら皮をむくのが特徴です。
ただし、刃を動かす方向や適切な持ち方は商品によって異なります。
特に初めて使用する場合は、メーカーの説明書を確認しましょう。
千切りピーラーの使い方
千切りピーラーは、食材の表面に刃を当てて削ることで、細い千切りを作ります。
にんじんや大根などに使用する場合は、食材を安定させて一定方向に動かします。
細くなった食材を無理に削ると、指を傷つけるおそれがあります。
残りが小さくなったら、包丁に切り替えるなど安全を優先しましょう。
刃の洗い方と保管方法
ピーラーを使った後は、刃に残った皮や汚れを洗い流しましょう。
刃の部分を指で直接こすらないことが大切です。
洗浄後は十分に水気を切り、乾燥させてから収納します。
ほかの調理器具と重ねて収納する場合は、刃が手に触れないよう注意しましょう。
切れ味が悪くなったときの対処法
ピーラーの切れ味が悪くなった場合は、まず刃に汚れが付着していないか確認しましょう。
汚れを取り除いても改善しない場合は、刃の摩耗や変形が考えられます。
商品によっては替え刃が用意されていますが、交換できないタイプもあります。
無理に研いだり加工したりせず、メーカーの案内に従いましょう。
刃が欠けたり変形したりしている場合は、安全のため使用を中止してください。
ピーラーについてよくある質問(FAQ)
100均のピーラーでも十分使える?
100均のピーラーでも、一般的な野菜の皮むきに使える商品があります。
使用頻度が少ない場合や、まず試してみたい場合には便利です。
ただし、切れ味や持ちやすさは商品によって異なるため、毎日使うならメーカー品と比較して選ぶとよいでしょう。
ピーラーとピューラーはどちらが正しい?
一般的な野菜の皮むき器の名称は「ピーラー」です。
英語の「peeler」に由来しています。
「ピューラー」は言い間違いや入力間違いとして使われることがありますが、通常はピーラーと呼びます。
縦型と横型ではどちらが安全?
縦型と横型のどちらが安全かは、一概にはいえません。
使う食材や持ち方、刃の動かし方によって危険性が変わるためです。
初心者は扱い慣れた形を選び、刃の進行方向に指を置かないことが大切です。
普通のピーラーで千切りはできる?
一般的な皮むきピーラーでも、野菜を薄い帯状に削ることはできます。
ただし、細い千切りを一度に作るには専用の千切りピーラーが便利です。
用途に合わせて使い分けましょう。
ピーラーの寿命や交換時期は?
ピーラーの寿命は、使用頻度や刃の素材、お手入れの状態によって異なります。
切れ味が著しく悪くなったり、刃に欠けや変形が生じたりした場合は交換を検討しましょう。
無理に使い続けると、余計な力が必要になり、けがにつながるおそれがあります。
まとめ|ピーラーは使う食材と目的に合わせて選ぼう
ピーラーには、主に縦型と横型の2種類があります。
横型は、にんじんや大根などの皮むきに使いやすく、日常的な調理に向いています。
一方、縦型はりんごやじゃがいもなど、丸い食材の皮むきに便利です。
また、千切りピーラーやキャベツ用ワイドピーラーなど、用途に特化した商品もあります。
選ぶときは、次のポイントを意識するとよいでしょう。
- 普段の野菜の皮むきには横型
- 丸い果物や細かな作業には縦型
- にんじんや大根の千切りには専用ピーラー
- 毎日使うなら握りやすさや洗いやすさを重視
- 使用頻度が少ないなら100均も選択肢
貝印やニトリ、100均など、さまざまな商品がありますが、大切なのは自分の使い方に合っていることです。
普段よく調理する食材や使用頻度を考えながら、使いやすいピーラーを選んでみてください。